こんにちは、神奈川県平塚市でパーソナルトレーナーをしている坂本です。

 

平スポでは現在下は小学生から上は80代の方まで数多くの方がトレーニングやケアにいらっしゃいます。

もちろん部活などでバリバリ頑張っている学生アスリートもです。

そんな中で稀に電話で

 

「練習中に足を捻っちゃって怪我しました」

「試合中に相手が突っ込んできて腫れてます、どうしたらいいですか?」

 

などの相談を受けることがあります。

なのでこの場をお借りして基本的な怪我の処置の話をしていきたいと思います。

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本来は怪我の程度などを診てみないと正確なことは言えないのですが応急処置としてこれだけは覚えてください。

RICE処置

怪我の最初期にこの処置が出来ていたかによってその後の復帰までの時間が変わってきます。

 

Rest(安静)

Ice(冷却)

Compression(圧迫)

Elevation(挙上)

RICEとはこれらの処置それぞれの頭文字を取ってつけられています。

それぞれ説明をすると

 

Rest(安静)-スポーツの停止

受傷直後から痛めた部位の修復作業が始まります。しかし、患部(怪我をした所)を安静させずに運動を続けることでその作業の開始が遅れてしまいます。

その遅れが結果的に完治を遅らせリハビリテーションに費やす時間を長引かせてしまいますので、受傷後はすぐに痛みのない姿勢で安静にすることが大切です。

 

Ice(アイシング)-患部の冷却

氷や流水などで冷やすことで痛みを減少させることができ、血管が収縮されることによって患部の出血や腫れ、炎症をコントロールすることができます。

ただし冷やし過ぎてしまうと凍傷になってしまう恐れもあるので直接氷を当てずタオルやアイスバッグなどを使って冷やすようにしてください。

ちょっとここだけの小話ですが病院で処方されたり薬局で売っている湿布には冷却効果が無いものがほとんどです。

なので患部を冷やす目的の場合は冷えピタの様なアイシングシートを使ってください。

 

Compression(圧迫)-患部の圧迫

包帯やテーピングなどで適度な圧迫を患部に与えることで患部の出血や腫れ、炎症をコントロールすることができます。

ただし強く圧迫しすぎてしまうと血流が止まってしまったり神経を圧迫してしまったりするので、患部から末端の色が青や紫になっていないかシビレを感じていないかなどに注意をしながら圧迫してください。

もし色が変わったりシビレたりするようでしたら一度緩めてから再度圧迫しなおしてください。

 

Elevation(挙上)-患部の挙上

心臓より高い位置に患部を挙上をすることで重力を利用して血流を制限し患部の出血や腫れ、炎症をコントロールすることができます。

 

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RICE処置に必要な道具

 

RICE処置は、内出血や腫れ、痛みを抑えるのに効果的です。

打撲、捻挫、肉離れ、といったスポーツで起こりやすいケガの多くに対応できます。

RICE処置をすると、痛みや腫れがひどくなるのを防ぐばかりでなく、治るまでの時間も早くなります。

ただし、RICE処置はあくまで「応急処置」であり、「治療」ではありません。RICE処置のあとは、必ず整形外科医を受診してください。

 

説明ばかりでつまらなくて申し訳ありませんがこのRICE処置を知っているだけで何もしないより怪我からの復帰が早くなります。

どんなスポーツでもそれこそ日常生活でもこれらの怪我は不意に起こってしまうので自分の身体と大切な時間の為に覚えておいてください。

 

もちろん学生アスリートだけでなく一般の方でも怪我をした時に使えます。

お父さん・お母さん、コーチや顧問の方も是非とも頭の片隅にいれていただけると嬉しいです。

 

怪我をした後の復帰までのリハビリや競技力の向上を考えている方は平スポでお待ちしてますね(^_-)-☆

Author Profile

坂本 大地
坂本 大地
平塚スポーツケアセンターマネージャー

1984年 東京生まれ、山梨育ち

東京医療専門学校卒業

鍼師・灸師・柔道整復師
抗加齢医学会 指導士
介護予防運動指導員
加圧トレーニングインストラクター
LEVEL3 SKINSTRETCH SPECIALIST
トリガーポイントパフォーマンスセラピー 
湯河原ライフセービングクラブトレーナー

小さい頃から人に触れるのが大好きでマッサージをして喜んでもらえるのが嬉しい子供だった。

小学生からサッカーを続けていて自身もよく怪我に悩まされその頃にチームに来てくれていたトレーナーにケアをしてもらった事がきっかけでこの仕事に憧れを抱く。

近しい親戚に鍼灸師をしていた人がおり、鍼灸の奥深さに触れ子供の頃の憧れを思いだし現実的な目標に変わりトレーナーになることを決意。

専門学校在学中にライフセービングの選手に出会いトレーナーとして活動を始める、現在でも湯河原ライフセービングクラブのトレーナーとして活動中。

子供の頃から持っている人の喜んでいる顔が見たいという気持ちは変わらずに人の笑顔に支えられて自身の夢を叶える為に邁進中。