こんにちは。
平スポの治療家トレーナー石井です。

世間でよく言われている言葉
「腰痛には腹筋」

お医者さんにも言われますよね。

でも、いくら腹筋やっても腰痛は改善しません。
いや、改善するかもしれませんが、腹筋運動だけでは、再発は防げません。

特にアスリートなら、尚更・・・ね。

ハッキリ言います!
「腰痛の再発を防ぐなら、背筋の強化が必須」文字だけ見れば当たり前だと思いません?
そして経験上、デッドリフトを床までの深さに降ろして、100kgを10回 正確に出来れば、まずコンタクトスポーツ以外でなら、腰痛の再発を防げます。

そうは言っても、アスリートでも20kgプレート持ち上げる事さえ怖い なんて人、大勢います。

腰痛持ちにとって、背筋運動は怖いし、痛い。

だから、段階を踏んで鍛えていかなくてはならないのです。

そこで、今回は腰痛解消のために背筋を強化するための考え方のヒントを2回に分けてお話し。の・・・

第1回目

まず第一にやっていただきたいのは腹筋。

コラーっ!!! やっぱり腹筋じゃねえか(怒)!!! なんて言わない。
腰痛持ちのアスリートは、痛みを出さない為に体幹を固めて使う習慣がついている方が多く、丸まれない人が本当に多いのです。

腰椎を動かせない人が、根本的に腰痛を解消できるハズがありません。
腹筋の強化を目的にするわけではなく、正しい腰椎(脊柱)の動きを取り戻すために行います。

オススメはアブマットを使った腹筋運動。
腰椎が伸展しているポジションからスタートできるアブマットは、お勧めです。

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一つ一つ背骨がマットから離れていくように、一つ一つ背骨がマットについて行くように、正確に動かしましょう。
たった10回でもかなりハードですよ。

しっかりと腰椎の伸展ー屈曲が出来るようになりましょう。

第2回目に詳しく説明しますが、必ず主動作筋に力が入り続ける種目を選択することが、痛みを解消させるコツ。

さて、次にやっていただきたいのは「上体そらし」です
ただし、どれだけ反れるか「高さ」を競う必要はありません。

「反らすのは怖くて絶対リーム~!!!」って思っている方、騙されたと思ってやってみてください。
ただし、コツがあります。

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手は、腰の痛む部分に手のひらを当てる様にすると良いでしょう。
大事なのはお腹の力の入れ方。
「お腹を床に押し付ける」・・・写真でわかります? お腹でベッドを潰している感じ。
分かりにくければ、誰かにお腹の下に手を入れてもらい、その手をお腹で潰すように、思いっきり膨らませながら背筋を収縮させてください。

それが出来るとあら不思議。
「反らすのが怖い」と言っている腰痛持ちの方も、9割方痛まず反らす事が出来ます。

呼吸と共に大きくゆっくり10回、やってみましょう。

お腹の使い方に関しては、ご意見ある方もいると思います。でもこの段階では、これで良いのです。まずは痛まず反る事が出来る、痛まず丸まる事が出来ると身体に覚え込ませる事が大事。腰椎を前から支える感覚が掴めないと先には進めません。!!

痛まずに反らす事が出来る、痛まずに背筋に力を入れる事が出来る。ここまでくれば第1段階突破!!!!

いよいよ積極的に背筋を鍛えていきます。

が、今日はここまで! パート2へ続く・・・

※良くわからない場合はくれぐれも無理をしないでください。痛む場合はどこかやり方が間違っているのかも。
その場合は悪化させる前にご相談ください。

引用元:腰痛には腹筋? いやいや腰痛には背筋でしょ! パート1

Author Profile

石井 隆行
石井 隆行株式会社アスリートネット湘南 代表取締役Twitter:@hiraspo
 1969年静岡県伊東市生まれ
 
 静岡大学教育学部卒業
 呉竹鍼灸専門学校卒業
  
 針師・灸師・あん摩マッサージ指圧師
 NSCA CSCS
 小学校教員免許状
 中学校保健体育教員免許状
 加圧トレーニング特定資格者・加圧トレーニングスペシャリスト
 スキンストレッチ本部メイン講師
 ケトジェニックアドバイザー
 ライフキネティックパーソナルトレーナー
    ほか・・・


静岡大学在籍時、「資格」も「技術」も「コネ」もない状態にもかかわらず
「オリンピックに選手を連れていく!」と豪語。

当時珍しい学生トレーナーの先駆者となるが、医療国家資格を持たない者が、選手の身体を触るのがご法度であった当時、テーピングを巻くどころかパートナーストレッチをする程度でも「あいつは資格を持っているのか?」と陰口をたたかれ、資格を取る事を決意。
大学卒業後、鍼灸マッサージの専門学校へ通う。

専門学校在学中に、スポーツ界では「応急処置や緊急時に資格なんていってられないだろ」という風潮が高まり、そこから済し崩し的に、卒業時には「誰でも」選手の身体を触ってもよい様な状況になっていた。
そんな状況でも、大学時代に専攻していたバイオメカニクスと手技療法を組み合わせた独自の手法が評判を呼び、「本当に信頼できる身体のスペシャリスト」と多くのアスリートから信頼を獲得、1996年のアトランタ五輪より5大会連続でクライアントのオリンピック出場に貢献する。

現在「平塚スポーツケアセンター」での活動を生業としつつ、
大学時代に描いたその夢を叶えながら、更に大幅修正を加え、現在に至る。