こんにちは^^豊田です
今日は朝一番のお客様のトレーニングにて、とても興味深い事がありました。
このお客様は、大きな会社の中の中堅の立場の方。
以前から部署を跨ぎ、多くのプロジェクトや業務を兼任される、俗に云う、仕事がデキル女性。
昨年年末から更に多忙を極めていた為、かなり心配でした。そして、身体はあまり強くない。
(なぜか、こういう部分って比較的共通します)
「自分の許容範囲を大きくオーバーしながら、がんがんやるんだろうな」と。。。
案の定、本日のトレーニング前の測定全てで、交感神経MAXの状態でした。
一つ一つの数値からしたら、正常で元気です。これが危険。
ご本人「がんがん運動したいんです!」「発散したいんです!」との事。
きっと彼女とずっとトレーニングをしてきて信頼関係があるからこその部分もあるのですが、
私はパーソナルトレーナーの専門家として、「それは出来ません」と言いました。
その対処法しか知らないままだと、今後彼女は大きく身体を壊すのだろうと、容易に想像できたからです。
理由は以下の点
・自律神経のバランスが乱れていた為(極端な交感神経優位)
・全身の結合組織がとても硬く、冷たく、感覚が低下している事に自覚が無い
・呼吸が浅く、弱い事に自覚が無い
・日々の業務をやり抜く為に、ずっと攻撃態勢でいる事、そのまま休みに突入している事の自覚が無い
・身体の調整方法として、何かしらの刺激を加える事しか選択できない事
・こんな状態でボリュームで発散する時間を過ごしたら、身体が壊れる
という事で、
トレーニングが終わった時には、深い意識と感覚で温かい身体で元気が湧いてくるから☆と信じてもらい、
当初の彼女の意向とは違った形で、トレーニングをスタートしました。
トレーニング内容は以下の通り
1.加圧トレーニングにて加圧と除圧の繰り返し、3セットから準備体操(手足それぞれ)
2.Voodoo Bandにて胸郭周囲のリリース
3.副交感神経を優位にさせる呼吸と意識での、加圧レッグプレス
4.交感神経を優位にさせる呼吸と意識での、加圧ラットプルダウン(フロント)
一番大切な事は
それぞれの目的に導ける様な、私自身の、呼吸、リズム、声のトーン、ボディタッチ、距離感。
簡単に言うとこんな感じ。
その時のリアルタイムなやり取りなので、なかなか詳細を文章化できませんね。
勿論、50分のトレーニング後には、身体の深部からの温かさを得た元気な姿になられました。
「やりゃいいってもんじゃないんですね(笑)今夜は良く寝れそうです。お腹すきました。」
と言って帰られました。
私は常々、本人の感覚・感性・実感・体感を最優先にしようと思っています。
でも時には専門家・経験者としてのアドバイスや導きが必要だと思います。
今回の彼女のトレーニングは、彼女にとっても私にとってもとても大きな経験財産です。
過度に行う事、頑張る事、プラスの刺激を課すことについて、あまり批判的な意見は出ず、称賛を得られる事の方が多いです。自分の中でも充実感として認識されがちです。
過去の私自身も大いにそれでしたし、まだまだ勉強中です。
でも、大切な事は、自分の身体を大切にして、より元気である事で、毎日を楽しく生きる事。
その為には、現在の問題の境界線の把握と、自他とのバランス感覚だと思います。
最近はトレーニングの中で、そんな事を多く感じるようになりました。
強いと思っている人程、大切な事かもしれません。
これからは、こういうパーソナルトレーニングも必要なんだろう思います。
おひるごはんは、海苔汁オートミール。
汁が無い。。。と言われますが(笑)美味しいです。
では~^^
Author Profile

- 平塚スポーツケアセンター 理学療法士
- 1984年神奈川県生まれ
理学療法士 NSCA-CSCS JATI-ATI
ボディフィットネス元日本代表
幼少期から走り回っていた豊田は、運動が大得意でした
学生時代に大きな膝の手術を両膝に2回しました
ケガをした事で基礎医学・トレーニング学・栄養学に始まり
競技離脱から完全復帰までの心理的側面まで沢山の事を学びました
学生時代の実体験が今の自分への入り口だったと思います
でも怪我や手術の影響は想像以上でした
日常生活には支障がないレベルの悪さを
『受け入れていた』といえば聞こえは良いですが
根本的な改善を端から諦めていました
そのまま運動し続けていた事で
代償動作の積み重ねで固まった身体は癖だらけでした
捻れている・伸びきらない・曲がらないは仕方ない
だから、痛いのは普通、左右も違って当然
将来手術になるかもな
いつかの豊田の様に、そう思っている方、多いと思います
身体は諦めなければ、必ず良くなります
良くする!良くなれ!と思えさえすれば、その瞬間から必ず進化し続けます
諦めたら、悪さが悪さを呼んで
どんどん身体の機能が低下します
どこかでまた障害やケガに繋がります
そうなる前に相談するところがあれば
正しい助言を得れる場所に出会えれば
根本的な改善への自主性を身につける事が出来れば
もっと違った人生になるはず
「出会えてよかった」と思って頂ける
平塚スポーツケアセンターはそんなジムです
そこの豊田玲子の一面は、こんなです(笑)
どうぞ宜しくお願い致します♪
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